予約を取るのに長らく苦戦しましたが、とうとう念願の『飯田商店』に訪問できました!
毎週火曜12:00に1週間分の予約をネットからしか受けておらず、火曜12:00ジャストは回線が凄く重くなります。
職業柄、私は平日でも構わないので狙いを木・金に定めていましたが、サイトを更新するたびに座席が埋まってしまって焦りました笑
クレジットカード情報の入力等を火曜12:00の本戦までに終わらせておくことをオススメします(私はそのせいで1度チャンスを逃しています)。
まあ運良く取れたのでよかったですが、予想以上の争奪戦にドキドキしました。
当日の予約時間10分前に店頭で食券を購入し、店員さんに手渡しするスタイルです。
予約した人が全員食券を購入し終えると、店員さんがそれぞれのお客さんの注文を紙の表に纏めます。
その情報をもとに、飯田店主はじめ店員さんらがラーメンを作ります。
案内された席が飯田店主のホームポジションそばだったため、一杯一杯作っている姿を間近で見られて幸せでした。
お料理の提供前に、1人1人に目を合わせてお辞儀しながら「本日は宜しくお願いします」と真剣に挨拶されておりました。
こちらもテキトーなチェーン店のラーメンを食べるのとはワケが違う意気込みで来ているので、改めて気が引き締まりました。
同時に、ここまで客に真摯に向き合って「1杯入魂」で作っている姿勢に心打たれました。
飯田店主ご本人が湯切りしていた麺はしっかり茹でられていて、ツルツル喉越しの良い食感を楽しめます。
製麺も飯田店主本人がしているそうです。
「お客さんはそのつもりで来る(飯田さんがやっているものだというつもりで来る)から」ということらしいです!
さて、もう鶏油の浮き方から美味さが伝わるスープは、当然美味しいです。
高級かつ王道な味ですね。
家系ラーメン・二郎系ラーメン・燕三条系ラーメンなど、土地やお店ごとに個性溢れる刺激の強いラーメンもあります。
一方で、これは皆が想像するベーシックなラーメンの究極を目指して作られている印象です。
ラーメンの神様、故・佐野実イズムをどこかに感じさせます。
そんな土俵の違うラーメンたちとまるで同じ土俵であるかのように優劣をつけるような感想は、私は違うと思います。
まあ、美味い/不味いはそれぞれのお客さんが決めることですが、それなら私も1人のラーメンを愛するお客ですから、お客としての意見をここに残しておきます。
チャーシューは「霧島高原純粋黒豚」「TOKYO X」が各種1枚ずつ。
わんたんは「鶏ワンタン」「豚ワンタン」が各種1つずつ。
さすがにわんたん入りかつチャーシューメンにまですると2000円を超えるので、わんたん入りに留めました。
お財布の覚悟も必要です。
バター醤油ごはんも食べちゃいました!
良い相棒でしたよ~。
帰りも、私が扉を閉めるまで直立して見送ってくださいました。
ここまでお客とラーメンを思いやる飯田店主の姿勢に少なくないお金を払っていると思えば、多少他の店より高くともまったく気になりません。
ぜひ今後とも信念を貫いて、さらなる進化を遂げてもらいたいと思いました!
大変良い経験ができました。
ご馳走様でした!
店の外観
場所・地図