小田原系ラーメンというジャンルがある。
神奈川県の湯河原にある「味の大西」というお店が発祥とされ、肉屋を営業していた際の特性を活かした出汁やチャーシューに加えてワンタンと三つ葉が大量に載り、西神奈川の二郎系と言われるほどのボリュームを誇り、濃い醤油色が特徴のご当地ラーメンである。
現在の本店は、ラーメンに詳しい人達の間ではかなり有名な話になっているのだが、訪問に細心の注意が必要で(詳しくは「味の大西本店 やばい」で検索してみてくれ)、気軽に行くことが出来ない。
本店に行くなら自己責任でどうぞ。
事情を知っていれば最高の思い出にすることもできるが、一歩間違えれば最悪の思い出になってしまうだろう。
小田原系ラーメンなら、真鶴にある「味の大西真鶴支店」や鴨宮の「いしとみ」が個人的には好み。
湯河原なら飯田商店の近くにある「国味」もボリューミーな小田原系ラーメンを提供してくれている。
小田原系の有名どころだと、まだ富水の「しら鳥」や大磯の「味の大西高麗店」などには未訪問である。
今回は、満を持して「味の大西小田原店」に訪問することに成功した。
というのも、味の大西はどの支店でも、アクセスが容易ではない立地だったり、店主さんたちの高齢化や家族問題によって不定休や早閉めになることが多く、実は訪問を試みてもフラれてしまうことが多いのだ。
これこれ!期待していた小田原系ラーメン。
ボリューミーで大満足。さすが西神奈川の二郎系。
初訪問では化学調味料や醤油が濃くて苦手という人もいるが、慣れてくると謎の中毒性に取り憑かれてしまう美味しさと魅力が小田原系ラーメンにはある。
そんなところまで二郎系に似ているの...
このときも、ネット情報だと20:00閉店なはずなのに、夕方17時50分頃には具材切れで早閉めされてしまっていた。
ネットで調べても、各サイトが記載する営業時間の情報もバラバラだし、休業日情報も不定休と書かれているはず。
Google自体の情報はあまりあてにならないので、タイミングはSNSでお客さんの動向情報を手がかりに訪問した。
いろいろハードルが高いが、小田原系ラーメンのジャンルはもっと広がってほしいと願うばかり。
ごちそうさまでした。