書ききったぞ!
前回に引き続き、21話から。
- あらすじと設定
- 21話「女子プロレス!理絵vsひばり」
- 22話「うるわし!学園タカラヅカ」
- 23話「本日開店!くりから探偵物語」
- 24話「恐ろしか!!南の島の怪奇事件」
- 25話「ヤシの木陰で恋じゃらホイ!!」
- 26話「お祭りこわい!野球もこわい!!」
- 27話「いばりの純愛一曲線!?」
- 28話「悪い子団がやってきた!」
- 29話「ひろ子そっくり!恋の爆弾娘!!」
- 30話「怪盗マウスキッドに御用心!!」
- 31話「みんな呼んでメリー誕生日!!」
- 32話「おとぎSF!?枕の源氏ひばり絵巻」
- 33話「大混線!!ひばりが耕作・耕作がひばり」
- 34話「ゴッホン!昭和の沖田くん!!」
- 35話「超人ひばり?!時をかける!!」(最終話)
- まとめ
あらすじと設定
作者:江口寿史
高校生の坂本耕作は母親の死別を機に、ヤクザの大空組でお世話になることに。
美人な娘たちに囲まれてウハウハ、中でも金髪の子が可愛いと思ったら、
その金髪美少女が実は大空一家の長男・大空ひばりくんだった。
21話「女子プロレス!理絵vsひばり」
盗撮野郎を退治して女子プロレスに勧誘されるひばり。
一次テストを通過した人たちを見に行くと、そこには理絵ちゃんの姿が!
まず、耕作の部屋のクローゼットに隠れているひばりくんは軽いホラーである。
理絵ちゃんとひばりくんのリングコスチュームに目が行きがちだが、ひばりくんが理恵ちゃんのために裏で働きかけるこのエピソードの一連の画策は、友達思いなことが伝わってくるものだった。
↑男だとわかっていると、どうしても股間に目がいってしまう。∵女の子の理絵ちゃんと書き分けているのかどうか気になるため。セクシーなので今回のアイキャッチ画像にしておこう。
22話「うるわし!学園タカラヅカ」
バレー部キャプテン・鳳ジュンは、家族が"普通”ではない。
アニメの中ではストレートに「変態家族」と言われていた。確かに大空家と比肩する個性的な家族である。
その個性的家族が学校でバレたため、鳳ジュンが休んでしまう。
代わりにひばりくんが試合に参加し、その応援に来た大空家を見て、家族を恥じていたことから改心するのだった。
宝塚歌劇を意識したシーンがエンディング前に入る。
一瞬最終回かと勘違いした。
23話「本日開店!くりから探偵物語」
893業だけでは家計が苦しく、新たに探偵「倶利伽羅探偵社」を始める話。
ちょっと作画が気合い入っている?
じゃんけん強盗というくだらなさが好き。
やはりいばりはすずめちゃんに弱い。
カッコいいお父さんでいてほしいけれど、危ないことをされると心配というすずめちゃんは、自ら探偵長となった。
微笑ましくなる終わり方。
24話「恐ろしか!!南の島の怪奇事件」
前回の探偵社設定を引き継いでいる!
仕事の依頼で大空家一行は南の島サルギラス島へ赴く。
ギャグアニメだとは分かっていても、オチまで急展開だし、オチがかなり強引。
25話「ヤシの木陰で恋じゃらホイ!!」
まだ前回の設定を受け継いでいる。
漂流先の島の先住民に、ひばりくんそっくりの美人が。
しかし正体は「男の娘」。耕作は同性にモテますね。
26話「お祭りこわい!野球もこわい!!」
久しぶりの海牛一家登場。
神社の縄張り争いで野球をする話。
ひばりくんの見せイチゴ柄パンツのチラリズムである。
27話「いばりの純愛一曲線!?」
いばりが喫茶店の女主人に恋する話。
結論を言ってしまえば、その女主人はニューハーフだった。
ボソッと呟く「恋人にはなれるかもしれないけれど、母親にはなれないわね」というセリフは、残念さと葛藤が感じられて印象的。
28話「悪い子団がやってきた!」
所詮子どもの争いごとだが、子どもにとっては重大に感じられるものだよなぁと思いながら見た。
すずめちゃんの度胸はやはりいばり由来なのか。
23~25話の非日常的な話と異なり、日常の一ページを見るようなエピソード。
29話「ひろ子そっくり!恋の爆弾娘!!」
高円寺さゆりが初登場。
自分から「そんなに薬師丸ひろ子に似てますか?」という時点でまともではないことは確定。
「乳がん」とかブラックな比喩を使う。
見た目からはわからないヤバい奴。
見た目は可愛いんだけどなぁ。
30話「怪盗マウスキッドに御用心!!」
耕作と大空家の「家族」関係についての話。
耕作と大空家は血縁がない。
しかし家族とは複雑で、血縁がなくても同じ空間をしばらく共にし、同じ釜の飯を食らい、同じ生活をしているといつしか「家族」という認識を抱いてしまう。
それは人間以外の、例えば飼っているペットでも言える。
法律的な解釈の家族と、日常から生成される感情としての家族は対立しがちだし、それを描いたドラマや映画は多い。
…ということは置いておき、「倶利伽羅探偵社」はまだ引き継がれていたのか。
31話「みんな呼んでメリー誕生日!!」
すずめちゃんの誕生日がクリスマスと同じ日で、そのパーティーに向けて各々動く話。
ギャグアニメでもありラブコメでもあるということを認識させられるほど、それぞれの登場人物の思惑が描かれる。
パーティーということで一堂に会すため、久しぶりのキャラも一瞬だが登場。
終わり方もこのアニメらしく、心が少しだけほっこりする話だった。
32話「おとぎSF!?枕の源氏ひばり絵巻」
ネタに困ったのかな。
こういう話があってもいいと思うし、実際普段と違った気分で見られたので面白かった。
33話「大混線!!ひばりが耕作・耕作がひばり」
定番の入れ替わりエピソード。
人間は思い込みでどうにかなるもんだ。
偽薬効果なんかはまさにその典型。
34話「ゴッホン!昭和の沖田くん!!」
つばめの理想は沖田総司。
それがわかる話。
梶キャプテンは悪い人ではないんだろうけど...
35話「超人ひばり?!時をかける!!」(最終話)
白いワニが喋った!
白いワニがひばりくんに憑依して、超能力を身に付けてしまう。
実はらっきょうが苦手だったなんて初耳だったし、それが最終話で覆るのだから急展開すぎる。
全体的にぶっ飛んでいる話。
エンディング前に「今まで見てくれてありがとう」的なメッセージが入っていた。
まとめ
簡潔に言うと、全話通して大変面白かった。
観ながら少し調べてみると、どうやら最近になって「コンプリート・エディション」なるものが出され、完結したようだ。
漫画の方にも興味が出てきたので、購入を検討しようかと思う。