昭和に性的マイノリティをテーマにした面白いマンガだったので。
- あらすじと設定
- 1話「彼女!?はアイドル!」
- 2話「特訓!スパルタの辰」
- 3話「ばれた!?みられた!?」
- 4話「リングサイドの恋」
- 5話「失恋は夏ミカンの味?」
- 6話「ああ!!ロミオとジュリエット」
- 7話「吹けよ風!小辰の逆襲!!」
- 8話「身代わりデート作戦」
- 9話「すずめのボーイフレンド」
- 10話「愛のレッスンA・B・C」
あらすじと設定
作者:江口寿史
高校生の坂本耕作は母親の死別を機に、ヤクザの大空組でお世話になることに。
美人な娘たちに囲まれてウハウハ、中でも金髪の子が可愛いと思ったら、
その金髪美少女が実は大空一家の長男・大空ひばりくんだった。
1話「彼女!?はアイドル!」
記念すべき第1話。この1話が気に入って2話以降の視聴を決めた。
この作品のテーマが纏まっている話。
とにかくひばりくんが可愛いということに尽きる。印象に残ったのは、起きたばかりの耕作とシャワーからあがったひばりが洗面台でばったり出会し、照れている耕作にいったセリフ
「あはははは!真っ赤になってんの!純情なんだー」
美少女の容貌から出る男のサバサバさが表れており、好き。
2話「特訓!スパルタの辰」
ひばりを男らしくするためにスパルタの辰(素張田辰五郎)が来るという話。髪は女の命だね。
だが、冒頭の耕作の夢で、ひばりとキスするシーンで、私は新しい扉が開きそうになった。
成績優秀でスポーツ万能、容姿端麗でまさに天衣無縫。だけど男の娘。
作者がネタ不足になった原因らしいが、だからこそひばりくんに魅力があるし憧れの気持ちを持てるから私は好き。いちいち仕草がかわいいんだよなぁ...
3話「ばれた!?みられた!?」
今でこそLGBTQ+の性的多様性は受け入れられているが、1980年代のこのアニメでは容赦なく「変態」と形容されているのが大変興味深い。
作者は単なるギャグで書いているつもりだから差別感情などは1ミリもないことがわかるかれど。
あと、もろティクビでてますやん!!
4話「リングサイドの恋」
男らしくなろうと耕作がボクシング部に入る話。
部活に入ることで登場人物が一気に増加して物語が動きそうな予感。
マネジャーの理絵ちゃんにジェラシー感じるひばりの表情がツンケンしてやっぱいい。
そしてひばりもボクシング部のマネージャーになって、合宿に同行することに。アクティブだなあ~。次回は合宿回。
5話「失恋は夏ミカンの味?」
エンディングの歌詞の意味がここでわかった。四角関係だ!
耕作は理恵が好き→理恵は椎名が好き→椎名はひばりが好き→当然ひばりは耕作が好き。
終わり方がほんの少し切ない。
6話「ああ!!ロミオとジュリエット」
ひばりではなく姉にスポットが当たる話。
ひばりの姉・つぐみの恋愛相手は、大空組と因縁の仲である海牛組の組長の息子・文太。二人の仲をひばりたちが接近させようとするも...
とにかくひばりが良くも悪くも行動派だということがわかる。
花束パンチのときに若干男らしい声になるところが個人的に好き。
7話「吹けよ風!小辰の逆襲!!」
2話で登場したスパルタの辰の息子がリベンジで登場する話。
風でひばりのスカートがめくれたときの「あ~ん♡ぃやだ~ん」は、男が女声を出そうとかすれる感じがでていて非常に良く印象に残った。パンツは白だった。
この7話では、ひばりの着物姿とレオタード姿も見られるぞ!
「耕作、濡れて寒いの...」「耕作、ボクを守って...」といってハグさせるなんて、なんて策士っ!やっぱりひばりくんは可愛い。
8話「身代わりデート作戦」
冒頭、耕作のエロい夢をみているひばりが色っぽい。男なんだよなぁ...
そしてフラグのセリフ「耕作の唇を奪っちゃうぞ♡(ウインク)」
→姉・つばめの変装をしたひばりと耕作がキスをする!!!
9話「すずめのボーイフレンド」
妹・すずめが友達を呼んで勉強会をする話。すずめの衣装シーンは悪い意味で目覚める輩がいそう(事案のかほり)...
すずめのボーイフレンドの片桐くんが、ひばりを好きになってしまって...
いわゆる男としての振る舞いについても学べる回?となっております。ええ。
10話「愛のレッスンA・B・C」
ABCとか古っ!もう死語じゃん。耕作の親友兼ライバルの板垣が登場する話。
有名な「キスの仕方知ってんの?耕作」のシーン。
キスするフリでいいと言われたひばりのセリフが、本当に”女の子”として、恋愛に本気なんだと思わせる。
「ごめん、ボクできない。そりゃあ、ボク男の子...。でも、フリだけのキスなんてイヤ。キスは本気でしたいの。」