絵とオチが好みだったからご紹介。
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あらすじと概要
神戸芸術工科大学 メディア表現学科 まんが・アニメーション専攻 2012年度卒業制作作品。
いつもくだらない喧嘩ばかりしている白雪姫とアリス。2人の騒動に巻き込まれた他のプリンセス達は、力を合わせ止めようとするが...
キャスティング協力:神戸電子専門学校・声優タレントコース
今回も美術・芸術系大学の卒業制作アニメを趣味で巡っていたら出会いました。
設定としては、「絵本のヒロインたちが子どもの寝静まる夜に自我をもつ」という『トイ・ストーリー』のような人間の知らない世界の話です。
登場人物の絵がかわいくて魅力的
絵本を読む女の子1名と、各絵本のプリンセスが登場します。
抵抗感なく最後まで視聴できたので、登場人物が魅力的である証拠だと思います。
自主制作アニメは万人受けするような絵のタッチでは当然なく、創作物として制作者の個性や技術、熟練度がダイレクトに反映されます。
商業アニメとは規模がそもそも異なるし、クセの強さがどうしても残るし、寧ろそのクセが自主制作アニメの特徴です。
自主制作アニメ特有のその特徴は、我々が普段目にしがちな商業アニメと比較した際のメリットにもなればデメリットにもなります。
だからこそ「クセ」という言葉を使いました。
せっかくなのでキャラを絵で紹介してみる
↑・女の子
プリンセスたちが争っている中でよく眠っていられるなぁ。
寝癖がかわいかったのでこのカットを使用しました。
この子の持っているぬいぐるみも好き。
寝顔はもっとかわいいので動画見てみてくれ。
↑・白雪姫・アリス
デフォルメ絵も可愛いし、"そんなに"違和感ない作画。
毎度毎度争っている二人みたいで、もはや仲良しなんだろうね。
部屋の中をシュタシュタ動き回る小っちゃい二人が愛らしい。
白雪姫とアリスの争いに辟易していたが、我慢の限界で仲裁に入った人たち。
シンデレラは召使いver.とドレスver.がある。
個人的に、動画の2:40付近で眉間にシワを寄せている左下の人魚姫が大好きです。
強いて言えば...
あえて言うと、少しセリフが棒読みのところがあるので、そこに抵抗感を持つ人はいるかもしれないです。
前述の話と重なりますが、自主制作アニメの特徴は商業アニメにはない制作者らのクセですから、 味っていえば味かなぁ。
これは仕方ない。
最後のオチと全体の構成
予想はできるものだけど、7分弱の話を効果的に纏めて締めています。
なぁなぁで尻切れトンボのような終わり方でもないし、余韻を意識しすぎて冗長すぎていることもないです。
この時点でストーリー構成が練られているのがうかがえます。
起承転結の「結」、序破急の「急」がきちんとしているので、「観てよかった」と思えました。
女の子にたくさん読んでもらえるといいね。