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アニメ「NEW GAME!!」から憧れの上司像や仕事への姿勢を考えちゃう感想

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仕事で悩んでいるなら、「New Game!!」をみなさい。

私は仕事で行き詰まったときに一気見することに決めており、今回は2期の「New Game!!」をピックアップしてみた。

(1期は新卒や転職を考えている人にオススメしたい。)

NEW GAME!! 第1話「恥ずかしいところを見られてしまいました……」        

青葉が高校を卒業し、ゲーム制作会社「イーグルジャンプ」に入社してからちょうど1年が過ぎ、かつての自分のように新入社員が入社する季節がやってきた。右も左もわからない新入社員だった自分が、コウたちに助けられながら少しずつ成長し、ついに先輩になるんだと思うと、どうしようもなく胸が高鳴る青葉。緊張をほぐすために「先輩の涼風青葉だよ!よろしくね!」とイーグルジャンプの入り口で挨拶の練習をする青葉だったが、出社してきたりんの口から告げられたのは、思いも寄らない言葉だった。

しずくから新作ゲームのキャラクターコンペをすることが花見の席で発表された。

青葉「私がこの会社に入ったのは、八神さんみたいなキャラクターデザイナーになりたいと思ったからです。チャンスがあったら挑戦してみたい。それが私の夢だから。」

仕事における原点を見失いそうになった際に思い出したいセリフ。

ただの現実逃避アニメではないことを再認識。

NEW GAME!! 第2話「これじゃあただのコスプレだにゃー!」        

お花見でしずくから発表された新作ゲームのキャラコンペ。高校を卒業し、入社したばかりのコウのデザインが「フェアリーズストーリー」のキャラコンペで選ばれたように、参加すればチャンスは誰にでもある。しずくたち企画班が作った企画書を読み、試行錯誤を繰り返す青葉だったが、デザインは思うように進まない。コウの席を覗き込むとすでにたくさんのキャラ表が出来上がっていて、そのクオリティの高さに圧倒される青葉。それでも青葉は挫けずに努力を続け、ついにキャラコンペ当日を迎える。

青葉がクマの寝袋を元に軽い気持ちで描いた絵がしずくの目に止まる。

「自由に描いて欲しいからこそだよ」というしずくのコンペの意図によって、フェアリーズストーリーを彷彿とさせるコウの絵よりも、思いがけない青葉のアイデアが仮採用に。

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「PECO」はこの青葉の絵から始まる。

1期でも着ていたクマの寝袋。

0から1を生み出すのは苦しいと考えがちだけど、実は身近な何かから着想を得ていることが殆どで、着想を得られるかがセンスであり個性であり才能なのだろう。

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1期「New game!」でのクマさん寝袋

これがきっかけでコウは若干余裕がなくなり、ゆんは青葉に啓発される。

憧れの人と競争し、上周り、蹴落とさないと追い越せない。削りあいながら磨かれていく。

ゆん「うちな...正直...ほんまは落ちるの分かってて頑張ってる青葉ちゃん見てて、かっこ悪いと思ってて。はじめのこともそう。企画なんか通るわけないのに、企画書なんか作ってかっこ悪いなって。気付いたらウチだけ何も進んでへん。ウチが一番かっこ悪い。

自嘲気味に、でもそれに気付いて正直な言葉を青葉に伝えて歩みはじめるゆんも素敵。

成長をしなくなると停滞し、停滞すると退化する。

いや~2期は内容が濃厚で見応えバツグンだ!

NEW GAME!! 第3話「……うー、恥ずかしい!」 

コウと二人で調整し、決定はアートディレクターであるコウが行うという条件付きではあるが、念願叶ってキャラクターデザインを任されることになった青葉。キャラコンペで描き上げたデザインが、すでにひふみの手によって3Dモデルになっているところを発見した青葉は、デザインで質問があれば何でも聞いてくださいと話す。そんな時間があるなら早くデザインを進めるようにとコウに注意される青葉だったが、3Dモデルを前に議論を交わす先輩たちを見て、キャラデザとして何か発言しなければと焦り始める。

 責任感と焦燥感で青葉の頭が真っ暗になる若干のシリアスモード。

 ちょっと調子に乗りたくても、1年では経験の差でまだ貢献できることは限られている。

そんな自己嫌悪モードに陥りそうな青葉を見たひふみんがランチに誘うファインプレー。

ひふみんがより一層素敵な上司に成長している。

***

ねねっち「本当にスゴイって思ってもらうのって、大変なんだなぁ」

うみことの対比なシーンが印象的なプログラミングのカット。

一生懸命独学で学んでも、「へー」で流されてしまう悲しさよ。

2期は名言製造器かと疑いたくなるほど、脳裏に焼き付くセリフが多い。

 しずく「過去も含めて今の八神があるのさ。それも必要なことだったんだよ。」

ちょっとやそっとの失敗は必ず将来の糧となって積み重なるし、喉元過ぎれば熱さを忘れるもんだね。仕事で辛い時に遭遇したら思い出そう。

NEW GAME!! 第4話「この…にぶちんめ!」        

「ムーンレンジャー」は女児向けのTVアニメとして始まり、その高いクオリティから子供たちだけでなく、大人たちの支持も得て、劇場版の製作や主題歌のライブまで行われるようになった大人気タイトルである。この度、2年半に渡って続いたムーンレンジャーの主人公が交代し、新たなスタートを切ることが決まった。そして初代としてのファイナルライブが開催されることになり、ムーンレンジャーの大ファンであるはじめは、何とかチケットを手に入れようと販売サイトにアクセスを試みるのだが……。

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ひふみん@にぶちん

コウにかわってひふみんがキャラ班のリーダーを引き受けることに。

指導者や管理者になるにあたっての覚悟だとか自信だとかの話が想起されてしまった。

仕事量も責任も増えるのだから、不安が全くないような肝が据わりきっている人は滅多にいないだろう。誰だって不安だ。

だからこそ後押しするコウの言葉を信じることができたひふみんは素敵。

NEW GAME!! 第5話「や、変なとこ触らないでよ!」        

キャラリーダーとして勇気を振り絞り、青葉とゆんに3Dモデルの進捗確認をするひふみ。コウがキャラリーダーだったときのクセで、つい締め切りのサバを読んでしまう青葉だったが、特に疑うこともなく青葉の言葉を信じてしまうひふみの様子に、慌てて本当のことを伝える。その一方で本当は間に合わないのに、大丈夫だと返事をしてしまったゆんは、結局最後まで遅れてしまいそうなことを言い出すことができず、本当のことを打ち明けたときのひふみが落ち込んでしまうのではないかと頭を悩ませる。

あ~仕事における締切系の報連相はあるあるだわ~

保険かけてサバ読んで報告する処世術を身につけると、嫌な意味で大人になったことを実感してしまうよね。

ここもひふみんがゆんにお説教するところが見所だね。

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「進捗どうですか~」

NEW GAME!! 第6話「あぁ……すごいなあ……」 

キャラクターデザインの仕事も順調に進み、ボツや微調整のチェックも含めて、青葉のデスクに積まれていくプリントの数々。厚い紙束となったプリントを見て、キャラクターデザイナーとして着実に仕事を進めていることへの実感から思わず微笑む青葉。ゆんやはじめと話をしているうちに、ゲーム雑誌などに掲載される宣伝用のイラストであるキービジュアルの話題になり、コウからもメインのキャラクターデザイナーとしてキービジュアルを描くことになると告げられた青葉は、プレッシャーを感じてガタガタと震え出す。

キービジュアルは青葉ではなくコウが描くことに。

コウは納得しておらず、青葉も自分を納得させるためにコンペを設けるようにしずくにたのむ。

青葉が納得するための儀式というか、全力で介錯されるための出来レースだ。

一見何の得にもならない行為だけれど、自分の中の未熟さや悔しさ、矛盾、もやもやを納得して昇華させるには必要なのだ。

ここで悔しい気持ちを持てないなら成長はない。

青葉の仕事の流儀のようなものだろう。

コウ「私がコンペの時に青葉を助けてなければ、青葉にこんな半端な想いをさせなくて済んだのに...」

青葉「子ども扱いしないでください!確かに八神さんの助けが無ければ、キャラデザは通ってませんでしたけど、それを受け入れたのも私の意思です!」

青葉「ちょっとくらい辛いことがあっても、私は我慢できます!」

好きな仕事に就いているからこその言葉だと思う。

こんな言葉を憧れだった今の上司に言えるなんて、青葉は幸せ者である。

結果的にはコウがキービジュアルを担当したが、青葉の成長が画を比較することで視聴者に伝わる。

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八神コウのキービジュアル

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没になった青葉のキービジュアル

NEW GAME!! 第7話「凄く熱い視線を感じる」    

うみこと一緒に面接官としてプログラマーの採用面接をすることになった青葉。プログラムのことがわからない自分が面接官をやっても大丈夫なのかとうみこに聞く青葉だったが、面接にやってくるプログラマーの実力はすでに把握しており、今回の面接は素行調査のようなものだという。よく状況を掴み切れないまま、面接室の入り口のドアがノックされ、ゆっくりとドアが開く。失礼しますという元気の良い言葉と共に面接室に入ってきたのは、青葉がとてもよく知っている人物で……。

ねねっちのような志望動機は、人生の大半を捧げる仕事や生き方を支える柱になるし、立ち戻るべき原点になる。

薄っぺらい就活本にあるようなステレオタイプ的な描写ではなくて、ねねっちのストーリーを垣間見ている視聴者は、面接を応援したくなっちゃう。

本筋では新入社員=新キャラクターが2人登場し、2期の折り返しを嫌でも感じてしまうよぉ~。

NEW GAME!! 第8話「メイド喫茶がいいと言ったんだよ」 

専門学校からインターンとしてやってきた紅葉やツバメたちの歓迎会の幹事をすることになった青葉たち。はじめが言うには、歓迎会や送別会、そして忘年会などの幹事の責任は重く、上手くこなせたかどうかで評価も変わってくるという。もし失敗してしまったらと緊張を隠せない青葉に対して、失敗だけでなく、成功し過ぎても、この先ずっと幹事をやることになると告げるはじめ。しかし、成功し過ぎず、失敗し過ぎずという中途半端な結果では記憶に残らない社員になってしまうのではと青葉は頭を抱えてしまう。

もみじ&ひふみんという「コミュ障&コミュ障」ペアの雰囲気が地味に好き。

ももちゃんマメだなぁ。

新しい環境で名前を覚えるのは確かに大変ことで、紙に書いて覚えようとするその姿勢は真面目で良いと思うし、私も紙に書いて人の名前を一致させようとしたことがあるから共感した。

一瞬で見逃しやすいが、キャラ班(+はじめ)で盛り上がっている様子を安心しながら見つめるコウの視線は、頼りがいがある上司のソレだったよ。

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輪に入らず敢えて立ち去る空気の読めるコウ

NEW GAME!! 第9話「シャツくらい着なよ!」    

遊園地にインセクトファイブのヒーローショーを観にやってきたはじめとゆん。ショーが終わり、握手をするために列に並んでいたはじめに声をかけてきたのは、はじめが高校生の頃の友達アッキーだった。東京に出てきて何をやっているのかを聞かれたはじめは、ついデザイナーをしてるとはぐらかしてしまう。おまけにアッキーの前では恥ずかしくて、ヒーローたちと握手をすることもできないはじめ。そんなはじめをからかうゆんに対して、はじめは高校生の頃にアニメや特撮が好きなことを隠していたと告げる。

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「シャツくらい着なよ!」

前半は他人の目を気にしていたゆんとはじめの休日の話。

後半はねねっちとなるっちの軽い衝突。

イーグルジャンプの既存メンバーと専門学生の新人2人がどう馴染んでいくか。

考え方の相違は当然あるが、気を遣おうとする青葉たちと、尖った未熟さが隠せない「なるっち」と「もも」のそれぞれの立場が描かれる。

なるっちの良い子ちゃんぶりに処世術の高さを感じてしまい、その腹黒さからちょっと好きになれなさそうかなと思ってしまった。

もちろんねねっちの発言も真面目な人を小馬鹿にしていると捉えられかねないケド。

でも実際社会に出てみると、こーゆー強(したた)かな振る舞いをする人はいる。

それに対する応答として、持ち前のねねっちのポジティブさは見習いたい。

ヘコんでられないしね。

一生懸命取り組む過程と、そこから生み出す結果で見返してやろう!

...そう思わせてくれた9話だった。

NEW GAME!! 第10話「どんどんリアリティが薄くなっていくんだよ」         

はじめが作った仕様書の通り、PECOの中に組み込むミニゲーム「だるまさんが転んだ」のプログラムを組み上げるツバメ。しかし、出来上がったゲーム画面を見たはじめは何かが物足りないと告げる。何が物足りないと感じる原因なのかがわからずに、青葉やゆんに意見を求めるはじめだったが、違和感を解消するには至らない。ツバメにも作っていて面白かったかどうかを尋ねたはじめは、ツバメから出てきた何気ない一言で足りなかったものを理解するのだが、仕様書を描き直してしまうと納期に間に合わないと言われて……。

責任の所在と納期を気にするなるっち。

仕事に於いて重要だし、言いにくくても訊かなければいけないことだ。

それに個人の評価がかかっているから気にしてしまうもの。

対して、はじめや青葉は妥協しないモノ作りを追求しているからこそ、「仕様書通りにやりました」では終わらせないのだ。

他人と比較して自分の優位を感じたいという心は人間として当然。

しかも資本主義社会で競争原理による切磋琢磨によって商品の精度は向上する。

なるっちはなるっちで並々ならぬ覚悟を以て上京しているからこそ、生き残りたいという気持ちが表れているのだと思う。

うみこさんのフォロー(=企画と上手く付き合うべし)はさり気なくも印象に残る一級品なので、私も忘れずに胸に刻もう。

うみこ「すんなり完成の方向が見えれば楽なんですが、そうはいかないのも現実です。それでも、いいものを作りたいという気持ちは忘れずにいたいですね。」

***

ボードゲームを妥協してうみこに提出しようとしたねねっちが、手伝えることを探して社内を巡回しながら、プロでも修正を繰り返していることを知るのも良いよね。

なるっちもツンデレになりつつあり、うみこの株もストップ高不可避。

うみこ「みんな限りある時間の中で目標に近いものを作ろうとしています。さくらさんの目標通りではないにしても、これは合格点です。でも、もしさくらさんの中で納得がいかないのなら、最後まで作ってみてください。その時はまた見てあげますよ。」

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NEW GAME!! 第11話「心になにか抱えてるのか」             

プログラムの仕事を次々に片付け、うみこに作業のスピードが速いと褒められたツバメは得意顔でねねを見る。そんなツバメの態度が面白くないねねは、PECOのデバッグ作業の合間に読んでいたプログラムのコードの中で、ツバメの書いたコードの一部が、もっと短くまとめることができるのではないかと指摘する。うみこの評価が下がってしまうかもしれないと焦り、余計なことを言うなとねねに怒るツバメ。その場に居づらくなってしまい、キャラ班のブースへとやってきたねねは、紅葉にツバメがどんな人なのか聞くのだが……。

なるっちがなぜ評価を気にしているのかが判明する話。

会社というのは組織であり、組織には上下関係が存在するが、その関係性という色眼鏡を取っ払ったとき、組織を構成するのは一人一人の「人」であることに気付く。

そしてその「人」が入社するまでのバックボーンには十人十色の人生物語(ストーリー)がある。

改めてそんな事実を認識すると、個性的な一人一人の人生の集合体が組織であり、組織は人間社会において一人では出来ないような規模の生産活動(経済活動)をすることが出来るのだ。

NEW GAME!! 第12話「ぜひ買ってくださいね!」             

ついにPECOがマスターアップを迎え、お披露目とタイトルの宣伝を兼ねた完成記念イベントが開催されることになった。PECOの前評判は高く、ステージ前に設けられた客席は満員御礼。会場へとやってきた青葉たちは関係者席に腰を下ろし、しずくやコウが登壇するステージを眺めていた。前もって決められていた段取りとは異なるサプライズなどがありつつも無事にイベントは終了し、控室に集まった一同。そこで聞かされたのは、思わず耳を疑ってしまうような、にわかには受け入れがたい話だった。

コウがフランスへ行く。

そしていつの間にかもみじと青葉の関係性も(若干)良くなってる!?

2人の関係性や、青葉という後任を見守って育てるのも上司の仕事だとコウは考えたのかな。

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印象的すぎるほど印象的な、サプライズ登壇のシーン

コウ「ごめんな、自分勝手な上司で。」

青葉「...そうですよ。本当に、自分勝手な上司だと思います。八神さんは会社の看板なんですよ。自覚はあるんですか?それにいつもテキトーだし、それでいてナイーブだし、振り回されるこっちの身にもなってください!」

青葉「八神さんは馬鹿野郎ですよ。八神さんは私の目標なんです。今だって十分凄い人なのに。なのに、どうしてフランスへ行っちゃうんですか。」

コウ「私を、もっと上手くなりたいって気にさせてくれたのは、青葉なんだよ。キービジュアルのコンペ前日の夜、頑張っている青葉を見て、私も負けてられないって思ったんだ。今に満足していた私に、青葉が思い出させてくれたんだ。私、もっと上手くなりたいんだって。」

ここからラストまでは実際に見て欲しい。

 全体の感想

1期も2期も、この作品は仕事へのモチベーションを上げてくれる。

仕事というリアルな設定にも拘わらず、女性だけの職場という現実逃避可能な設定もあり、仕事で行き詰まったら見ることをオススメする。

憧れの上司として(阿波根うみこ・八神コウ)

この二人は管理職的な立場であり、後輩の育成にあたって見習うべきところがアニメ中で散見される。

そんな場面の一部のセリフを、各話で抜粋してみたのがこの記事の試みだ。

後で見返す用として「自分用の備忘録」という意味も実はこの記事にあったりしちゃうのですよ。

アニメやマンガという媒体で描かれるこの二人の上司像は、一般的に世間から「理想的な上司だね」と言われるものであるから、私のような現実逃避したい迷い猫が食いつきやすいのだと思う。

この二人を見て、「良い上司だな」と感じたなら、それはもし自分が管理職になる上でのロールモデルになり得ることを意味する。

現実の仕事に応用できそうなヒントが詰まっているからこそ、単なる現実逃避のアニメとしてだけではない視点でも、「New Game!!」を見て欲しいのだ。

各キャラの仕事への姿勢

1期と比べて2期は重めで内容が詰まっている。その分視聴による満足度は高い。

青葉はコウに憧れて、自分もああなりたいという思いで入社している。

その軸はぶれることなく、例えばコンペでも確実に青葉は八神コウの背中を追って成長している。

そんな青葉の頑張りは、ゆんやねねっちにも影響を与えていて、自分の周りの環境も結果的に同じ方向を向いて成長させている。

結果的に、ただ効率や打算を追求するよりも働きやすい環境を手に入れているのだ。

ひふみんもキャラ班のリーダーを担い、コミュ障を克服しようと成長している。

あと可愛い。

そして、2期で忘れてはならないのが専門学校から来た「もも」と「なるっち」だ。

彼女らは彼女らなりに一生懸命で、イーグルジャンプの一員として馴染むまでがストリーとして描かれているし見所になっている。

2期の7話過ぎから登場人物が揃いはじめると、1期も含めて個々人が個々人なりの背景とともに仕事への情熱や哲学、原点のようなものを抱いていることに気付かされた。

その個性的なバックボーンが作品のキャラ付けになっていつつ、みんな前向きだからこっちもポジティブな気持ちを頂ける。

だからこそこの記事の冒頭で書いた、『仕事で行き詰まったら「New game!!」をみなさい』というオススメに終始するのですよ!

 

 

もう一度最後にこの言葉で締めよう。

仕事で悩んでいるなら、「New Game!!」をみなさい。