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【美しく愛らしい9分55秒】「rain town」:感想と視聴のススメ【発掘シリーズ】

最近の私はニコニコ動画YouTubeを徘徊しているのだが、文化庁メディア芸術祭タグにハマっている。

何度でも見たくなる作品や、再生数が全く伸びていないような「隠れたお宝」もあるので、巡回すると楽しい。

今回はそこで出会った作品の1つを紹介したい。

 

(↓ニコニコ動画版)

(↓YouTube版)


rain town

あらすじ(世界観)

その街はいつからか雨がやまなくなって人々は郊外や高台に移り住んでいった。「rain town」人々の記憶の底に沈む 忘れられた"雨の街"へ時折、誰かが迷い込むという...。

2010年京都精華大学アニメーション科第二期生卒業制作作品。

■楽曲提供 小松正史 /「Old Capital」「Candle」

 In this town, since who knows when, rain has never stopped. Residents moved out to suburbs and high ground around "rain town." People's memories are now deeply submerged. But into this forgotten rainy town sometimes, someone wanders.

Graduation film a Kyoto Seika University.

 

アニメーションの冒頭にも記載がある通りで、独特の世界観設定だ。

黄色いレインコートの子とチャーミングな機械ロボットによる短編アニメ。

この作品の魅力:3つ

カタルシスを感じる美しい背景

全体的にしっとりとした雰囲気で、青や灰色など暗めな色が多く使われる。

ほとんど人がおらず、雨音だけが響く街には、「荒廃」とそれに伴う「美しさ」が存在する。

はじめから終わりまで、心が浄化されるような背景が連続しているため、どこでシークを止めても一枚の絵としてのクオリティが保証されている。

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登場人物が全員かわいい

二足歩行のロボットも、黄色いレインコートの子も、ちょこまかと動く様子はかわいい。

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赤いレインコートのおばあちゃんにも暖かさを感じる。

動画を観て確かめて欲しい。

ストーリー構成と世界観

2周視聴すると、「なるほどね」と気付けるような仕組みになっており、より視聴後の快感というか、ほっこり感が増す。

こんな世界があっても良いかもな、と思わず考えてしまうような出来だ。

晴れていた時のロボットの記憶は、こちらが考える余地を残しつつある程度視聴者側に提示してくれている。

9分55秒間で描かれていない過去や未来を、一視聴者は考えながら作品を観られるし、置いてけぼりにもされていないため、その考察(=視聴後の余韻)に誰でも参加できる。

 

まとめ

美しい雨の街で描かれる約10分の短編ストーリー。

2011年公開のもので、再生数もかなりあるため観たことある人もいるかもしれない。

はじめて観る人も久しぶりに見る人も、是非この作品に長い人生のうちの10分間を捧げてみてはいかが!?