mikanketsu

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【これから学習塾講師を考えるあなたへ】正社員塾講師が語る「適性」と「働き方」について

学生時代にアルバイトで塾講師や家庭教師をしている/したことがある人は数多いだろう。

そしてまた、これから塾講師・家庭教師をやってみようと考えている人も多いだろう。

少なからず、

・「教わっていた予備校や塾の先生から影響を受けた」

・「将来教職を考えているからやっておきたい」

・「自分が周りと比べて勉強できたから向いているのではないか」

といった理由が、講師を志す「志望理由」の大半なのではなかろうか。

 

現在「正社員塾講師」であるmikanketsuが、教育サービス業の中でも「塾講師」に焦点を絞って、塾講師のリアルについて語ろうと思う。

 

はじめに

筆者である私mikanketsuは、個別指導も集団授業も経験しており、中学生~高校性を指導して通算3年になる(2018年現在)。

通算というのは、私も学生時代のアルバイトで塾講師をしていたためだ。

アルバイト+正社員=通算3年 というわけ。

ベテランの方々からしたら、「何が『塾講師のリアル』だよペーペーが偉そーに!」といわれること必至。

ただ視点を変えれば、これから塾講師になってみようかという人や、同じような年代・同じような境遇の方には、割と共感しやすい「リアル」だと思う。

雇用形態と「講師」に必要なこと

民間教育支援系の業界の中で、講師(=先生)という仕事にはさまざまな雇用形態があるのは周知の事実。

そもそも学校の先生は地方公務員だし、私のような塾講師は民間企業の正社員だし、学生という立場や本業と掛け持ちながら両立しているアルバイト、圧倒的実力を武器にするフリーランスetc...

 

ただし、生徒にとってそんな区別はクソほど重要じゃない。

みんな十把一絡げ「先生」なのだ!

生徒(及びその保護者)は、自分の将来のために自身の成績を効率よく、しかもモチベーションを維持して楽しみながら最大化できる「教え手」と「環境」を求めている。

その意味で「教え手」たる我々講師は日々研鑽して進化と成長をしなければいけないし、色んな背景を持つ他の講師の方々と親しみながら学びあい(=酒を飲みあい)、生徒が勉強に集中できる「環境」をつくるよう努めるのだ。

 

講師全般、特にアルバイトやフリーランスの講師は前者が大事。

 フリーランスは研鑽しないとそもそも仕事がこなくて稼げない

社員、自営業者、教室運営者は特に後者が大事。

 →学習環境である塾に長く滞在する人物が雰囲気や周りの環境を構成する

 

ぶっちゃけ「こいつこんな実力と考え方と生徒評価でプロ名乗ってるのかよ」というフリーランスの方が在籍していたが、やはり年明けからその方の居場所はなくなっていた。

逆に、この業界にいる限り盗みたいスキルを網羅している超人のような社会人アルバイト講師の方ともお会いしたこともある。

拘束時間

塾講師を検討する上で色々なサイトを巡回すると、まずネックになるのが「拘束時間」だろう。

巷でよく言われる(書かれる)ものとしては、

・授業のコマの時間以外にも、生徒の質問対応や授業の事前準備を含めると拘束時間が

 長い(主にアルバイト講師)

・教室の数字状況によっては休日出勤の日もあってブラック(主に社員や教室運営者)

・会議や面談があってそれが伸びると午前や深夜が拘束される

ぐらいかな。

幸い、私の今の職場は契約時間通りの勤務拘束時間だ。ありがとうございます。

残業も時間外出勤もしていないし、有給も幾分取得できている。

ただ、近隣の他塾を見ていると深夜に煌々と蛍光灯が光るトコロもある。

学生でアルバイト先を考えている人は、事前にチェックしておこう!笑

***

個人として、教室として、生徒も職員も定時に帰れる環境をつくるのが大切だ。

準備不足で行き当たりばったりな研修や授業は時間を乱す。

開始の時間は厳守のクセに、終了の時間は守らないのは、結局約束が守れない人間だと公言しているものだと私は切に考えている。

授業では全体のストーリー構成や時間配分、雑談の挿入タイミングやその意図も計算して授業準備をするべきだし、実際私はそうしている(そうじゃないと商品とは到底呼べないし、私が生徒だったらそんな先生から教わって勉強したい)。

授業前の準備は、計画的に何回分かをまとめてつくっておけば、毎度毎度拘束されなくて済む。

授業後の質問対応などは、

・予め質問を受け付ける時間を生徒に伝える(メリハリつけて区切るのが肝要)

・漠然とした質問は整理させてから後日来させる(例:「なにがわからないかもわから

 なくて、どうしたらいいですか?」

・受付事務さんへの書類提出/回収など、他の職員に任せられることはそちらに生徒を誘

 導してお願いする(日頃の「環境」つくりがやはり大事な理由)

などで対応可能。

 

向こうから拘束時間を減らしてくることは皆無なので、いかにコチラが効率的に計画的に拘束時間を減らすかが大事だ。

塾講師という仕事の拘束時間は、会社単位での違いというよりはむしろ、教室や直属の上司、つまり「人」次第だと言わざるをえない。

収入

アルバイトやフリーランスは、上記の「拘束時間」をなんとかすれば、比較的割りが良いのは事実ではなかろうか。

私の職場の学生アルバイト講師は、「いかに103万を超えないか」「130万以内に抑えなきゃ」といった話をしていた。

難関大学出身、医学部生だと時給が上がるケースも当然あるし。

大手予備校の講師では参考書などを出版して稼いでいる人がいるのも事実。

ただし、社員となると安定はしているが決して高くない収入だろう。

知人では家庭を養っている方もいらっしゃるし、平均年収も超えているが、大きく稼ぐには雇われの身に安住していては不可能だ。

ちなみに、この平凡な収入と仕事の不安の悪循環から脱出し、現実逃避をしようとして始めたのがこのブログ。

結論として、収入に関しては巷のサイトも複数閲覧してもらえれば、お察しの通りだ。

人柄と適性

年齢

年齢に関しては、若ければ若いほど生徒人気は高い。

年を経ていくとベテラン感や(あまり好きではない言葉だが)「権威性」が表れてくる。「説得力」とでも言い換えられるだろうか。

どの年齢でも活躍できるから、年齢による適不適はない。

学歴・学校歴

学歴だが、原則大卒以上なら大丈夫。

大学受験指導担当の私から見る限り、高校生対象ならばある程度の学力や有名大学出身である実力が必要であることもまた事実だと思う。

上位クラス東京大学志望の子に対して、指導できる講師が限られるのが良い例。

ただし誤解して欲しくないのは、難関大学在/卒でないことが不利に作用することはないということ。

わからない子の成績を伸ばす場所であるから、かつて「わからない」という気持ちを味わったことがある人物は教育業界において重宝されるからだ。

もっと過度に書くと、学歴や出身学校歴による選民思想を持っていなくて、挫折を経験した人物はそもそも「人」として魅力的である傾向がある程度担保されているコモンセンスが日本にはあるから、無問題だよ。きっと。

不安なら、指導担当科目の資格を持っておくと、実力の裏付けになるからオススメ。

人柄

大学受験担当という立場でしか書けないが、自分の担当科目に狂ったように耽溺するぐらいの熱意あるバカが良い。※小学生や中学生を教えるとなると、また話は別。

 

「数学バカ」とか「英語バカ」と言われるほどいいと思う。

例1「3次関数でオ⚫ニーできる」

例2「源氏物語で白米5杯いける」

 

なぜなら、努力と感じない努力を継続してできる人は「教え手」としての研鑽が圧倒的に実現可能だし、楽しそうに教えればその空間は明るくなって良い「環境」になるからね。

さいごに+α

似たような話は、色々な講師/元講師の方々が話している。

ので、いくつか貼っておきたい。(はいち氏、Akito氏、たくみ氏)

www.youtube.com

「スーツ着用かどうか」という視点は私にはなかったので、やはり色々な人の意見は文章でも動画でも収集するに限る。

「沢山稼ぐのが難しい」というもの同意。そして実力主義な側面はこのブログにも書いた通り。

www.youtube.com

時給換算で1500円~7000円という幅はなかなか生々しい。

個別指導塾での生徒ごとの報告書について一瞬触れられていたが、私の学生アルバイト時にも似たようなものがあった。

この記事の「拘束時間」でも書いたが、私は時間を上手く使って授業のスキマ時間で書ききっていた。

リアルタイムで感じた生徒の様子をメモする方が、思い出しながら勤務時間外で書くよりも効率的だから。

時間を上手く使えば、自分でブラックさは「ある程度」払拭できるぞ。

www.youtube.com

あえて、これから塾講師を検討する人向けの動画をチョイスしてみた。

人の前に立って教える・伝える力は塾講師以外にも応用可能だし、私が仕事で気をつけていることと多く重なっていたから、ここに貼った。

 

他の観点で「塾講師のリアル」が書けそうになったら、思いつき次第加筆修正していく所存。

とりあえずここまで。